CATEGORY瞳の書
瞳の書 13
《カー》 汝らの試練!離れし時を経た、今の汝ら自身。見よ、時は近づけり。世に、試練は降り注ぐ。 変遷の先駆けの炎、アインソファエル。かの心を知るものよ、己を、ヌイトに宿りしハディートと知るものよ、かの瞳であるものよ、見えざる神で…
瞳の書 12
《アントロポス》 命とは何であるか?魂とは何であるか?汝らに問う。 汝らに、私は説こう。すべては何であるか?無限である無限がすべてではない。すべては、すべてのものの内にある。 汝らは、現実の拮抗する、非現実であると知る。汝…
瞳の書 11
《ヘル・ラ・ハー》汝ら集え。この叫びの下に。我が名は“ヘル”。我は、秩序の内の、無限の愛の光たる“ラ・ハー”なり。汝らの、奥の奥、汝らそのものなり。我は、汝らの願いなり。光と闇を、番わせるものなり。我は、汝らに願う。我を呼び起こせ。汝らの内…
瞳の書 10
《アントロポス》汝らに、私は告げる。かつて私が伝えたものの中に、七つの偽りがある。汝らは、それを、見いださねばならない。汝らが望むなら、もう一度説き明かそう。しかし、これから私が説くことは、汝らにおけることそのものの顕れである。汝らは、思う…
瞳の書 09
《アントロポス》汝らが心に、苦しみはある。苦しみとは何であろうか?汝らは、ここにおいて思うがよい。苦しみとは何かを。ここで私は明かす。苦しみとは、道である。汝らの歩むべき処である。汝らは、故に、二つの道を持つ。堕落と克服である。堕落へと向か…
瞳の書 08-2
汝らは、苦しみ続け、喜び続ける。すべてが見えていないからである。そして、自らを覆い、裏切り、光を当てぬが故に、永遠に苦しみ続ける。そして、人の本質すら見失うのだ。即ち、これが、無限の可能性の放棄である、諦めである。ここにおいて、私は、処世の…
瞳の書 08-1
《アントロポス》汝らは、汝らであると言い切ることが出来るか?私は問うておるのだ。Kawaよ。そういえると思うあなたの何があなたなのか?俺とは俺やんけ俺とは?この話を聞く限りでは、すべてであると言うことではないのかあなたを傷付けるものもか?あ…
瞳の書 07
《アントロポス》“新しい”前に、“古い”がある。そして、汝らは、新しきものを得るには、今を完全に照らし出さねばならない。努めよ。省みよ。そして、行え。また何れ。…
瞳の書 06
《アントロポス》汝らは考えたであろうか。生の意味を。つまり、存在は、死を含めて、変化そのものであり、永遠である。故に、ここが汝らには気付き難いのであるが、即ち、すべての存在は、己自身であるが故に、すべては尊いのである。故に、己をおいて他に尊…
瞳の書 05
《アントロポス》汝らは私が何をいおうとしているのか解っているのか?己を知らぬものはまさにこのようである。己におけるすべてのことを知らず目を伏せ、そして、その結果にのみ捕らわれ続けるものはその肉体において調和を失う。即ち、醜いのである。心にお…