CATEGORY瞳の書
瞳の書 04
瞳の書 04,《アントロポス》汝らは何も解っていない。過去に捕らわれ、未来の幻影を追っているのみ。汝らが存在しているのは今である。自分自身を正直に、裏切らずに、ありのままを見よ。そして怒れ!自分自身に!なければ何故得ようとしない!今の今を燃…
瞳の書 03
《アントロポス》汝らは肉体に宿る。肉体の朽ちるまで、汝らはそれと共に生きる。では汝らは生起する前に何であったのか?ここで私はいう。魂は己を無から区別し続けることによる限り不滅である。そして、考えも不滅であり、いろいろなもの、実は一つのもので…
瞳の書 02-2
ここにおいて、汝らはふまえておかねばなるまい。これらは無であると。つまり、本質において無限であると。故に、私たちの本質は無であり、無限であると。故に、意志とは、同じく我々を我々と知るものであり、また我々自身であり、我々が存在である理由である…
瞳の書 02-1
《アントロポス》意志とは何か。まずそれを語る前に、存在における変化というものを知らねばならない。即ち、汝らのいう未来についてである。未来は果たして汝らが思うことが出来るように決まっているのか?,ここにおいて洞察するがよい。未来が決まっている…
瞳の書 01-2
存在とは顕れであり、働きである。そしてそれに対応するものは非現実、または非存在である。汝らはここで、分けることが存在であるなら、分けないことは存在でないのかと問いかけるだろう。そのとおりである。分けることにより存在するのであるが、故に、分け…
瞳の書 01-1
《アントロポス》我が名は真理を掴み、生きることそのものの名。私は人であり、ものであり、獣であり、樹木であり、神であり、悪魔であり、またそれらのどれでもない。如来ではなく、如来である。法であり、またそのすべてを離れ、またそのものである瞳である…