14Jan
1995.01.17.05:46:52a.m.
そして、“時”は...満ちた...。
いつもいつもどんなときにも時計を確認して時間をきっちり把握しているわけではないので、正確な時間は後のニュースで知ることになる。
その瞬間をKawaはレジの真ん前で迎えた。H君も商品の補充を終わらせ、すぐ横に佇んでいる。地震の始めに軽く揺れたようで、H君が、
「揺れた?」
と聞いたが、体調が万全からほど遠かったKawaは、
「ん?」
と、答えるのが精一杯だったのだけど、次の瞬間、“ドカン”と激しい縦揺れ。
「ぅゎぁ”!北朝鮮辺りが爆弾でも落としたのか?戦争か?ぉぉ?」
と、瞬間的に感じたのだが、その後しばらく揺れが止まらない状況で、
「千年単位の予言だ、ノストラダムスが破滅の時を数年読み違えたか?ぉぉぉ?」
と、瞬時に考がえながら立っていられなかったのでレジのカウンターにしがみついてしゃがんでいると、横にいたH君が、
「なんでや〜!!」
と、叫んだ。このときは地震に対しての言葉だと思っていたのだがどうも違ったらしい。
うちの店はレジの下に大きなゴミ箱があり、表からお客さんがゴミを捨てられる構造になっていたのだけど、そのゴミ箱をのけて下に潜り込もうとしたがゴミ箱が引っかかって動かせず、そのことに対するゴミ箱への突っ込みだったようだw
揺れていた正確な時間は把握していない。その時には偉く長く感じられたが、10秒程度だったのかな?揺れが一段落して立ち上がり、店の状況を見て冷静に、
「こりゃ掃除が大変だw」
と、今考えるとどうでもいいようなことを感じながら呆然と突っ立っていた。