13Jan
1995.01.17.深夜〜早朝
この日はいろいろな偶然がたくさん折り重なって、後になって考えると何かに守られていたかのような錯覚にさえ落ちることがたくさんあった。
この日も普段と変わらない、ごく日常の仕事を黙々とこなしていくはずだったのだが、普段と少し違ったのは、恐ろしく体温が上がっていることに気がついたことぐらいか...
39度2分
Kawaは39度未満は体が外敵と戦って頑張ってくれているのだと思っているのだが、それを超えると体にまずい体温だと認識していた。
深夜バイトしていたコンビニは2人体制で、相方が一人いるのだが(以後、H君)、そいつに負担をかけるわけにはいかないと思いつつも、気を遣わせたのか微妙に楽をさせてくれる。
基本的に薬は飲まないように心がけているが、
「男の子がこの程度で弱音を吐いちゃいけない...w」
と思っていたので、仕事は続投、ドラッグパワーに頼って、本来の休憩時間を少し早めにとらせてもらい、一杯一杯になりながらも仕事をしていた。
バイト先の店は朝のラッシュがひどく大変で、客数が半端じゃない。それに備えて、商品の補充も終わらせて、レジカウンターの前で一息ついていた頃に、“それ”はやって来た。