12Jan
1995.01.16.夕刻
いままできちんとした文章にしたことはないのだけれど、覚えている限り当時のことを書いてみようと思う。
その日、Kawaは大いに発熱していてかなり調子が悪かった。38度8分。まずまずの高熱だ。それでもこの程度ならしんどいと思いながらも普通に動いていることが多かった。
当時、Kawaはカラオケパブとコンビニを掛け持ちで働いていた。
その日は夕方からカラオケパブの仕事が入っていて、コンビニは休みのはずだった。それが、パブの仕事に出かける直前にコンビニから電話があった。
「今日仕事入られへんか?」
本来夕方に入ってたバイトが来られなくなり、その日の深夜から入ってたバイトを夕方にシフトさせて、空いた深夜枠に入ってくれ...と。
それなりにしんどかったわけだが、ま、こういったことも当時のKawaには珍しいことではなかったので、引き受けた。
その電話のあったすぐ後ぐらいに地震があった。当時は地震が珍しく、ちょっと揺れただけでもテレビをつけてワクワクしながら?速報を待っていることが多かったのだが、時間的にパブに出勤しなきゃいけなかったので断念して、ニュースは車の中で聞いた。震度3位だったようだ。翌日にはそんなワクワク感でニュースを聞くことが出来る余裕が無くなっているとは思いもせずに、
「ぉ!結構揺れたなぁ」
って程度にしか感じていなかったし、それがごく日常だった。
体調は悪かったが、その日のパブの仕事を0時で終えて、コンビニに向かった。本来コンビニは0時からの出勤なのだが、残念ながらワープする術を知らないKawaは先の電話の時に遅れる旨は了解させていた。